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孤食だけじゃない!子どものために気を付けたい12の『こ食』

子どもの体と心の成長に大きな影響を与える食事。実は何を食べるかだけでなく、どういった環境で食事をするのかも重要なカギとなります。ここでは孤食をはじめ、近年注目される「こ食」についてご紹介します。

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目次

深刻化する子どもの孤食

孤食とは家族が不在の食卓で、一人で食事をとる状態を指します。実は近年、さまざまな理由から、孤食をする子どもが少しずつ増えてきていることをご存知でしょうか。

引用:文部科学省「子どもの食生活を取り巻く状況

古いデータとなりますが、平成5年の国民栄養調査によると、子どもだけで食事をしている割合は昭和57年から平成5年までの11年間で約9%アップしていることがわかっています。

参考:ライフネット生命「オトナの食育に関する調査

また、2013年に実施されたライフネット生命の「オトナの食育に関する調査」によると、未就学児で全体の約3割、小学生から高校生にかけては全体の6~7割が孤食を経験していることが明らかになっています。

子どもの孤食の原因

孤食する子どもが増えている背景には、世帯構造の変化が考えられます。

ひと昔前は3世代世帯の家族が多く、親が食卓にいない場合でもおじいちゃんやおばあちゃんと食事ができていました。

しかし、現代は核家族化が進み、親の仕事や子どもの塾・習い事・バイトなど、さまざまな理由で食事の時間が合わず、孤食をする子どもが増えているのです。

子どものために注意すべき12の『こ食』

現代人の食環境の中で問題視されているのは孤食だけではありません。近年ではほかにも『個食』『粉食』『濃食』など、さまざまな『こ食』が注目を浴びています。

ここでは子どものために気を付けたい12の『こ食』をご紹介します。中には少し無理のある漢字を当てはめた『こ食』もありますが、これらの『こ食』が子どもにとって日常的にならないよう、大人が注意していかなくてはなりません。当てはまるものがないか、ぜひチェックしてみましょう。

孤食

現代の家庭の食卓で一番の問題となっているのが孤食です。子どもと食卓を囲む時間は、コミュニケーションを図ったり、食事のマナーや箸の持ち方を指導したりできる絶好のチャンス。

しかし、一人で食事をさせることが増えてしまうと、社会性や協調性が育まれにくいだけでなく、周囲から「行儀の悪い子」と思われてしまうことも。

また、大人の目が届いていないことから、好きなものばかりを食べるようになり、栄養バランスが偏りがちになる可能性も懸念されます。

子食

子食は文字通り、子どもだけで食事をする状態を指します。孤食と少し似ていますが、子食は兄弟姉妹や学校のお友達と食べる場合なども含まれます。

問題点としては孤食同様、食事の正しいマナーが身につかなかったり、偏食や好き嫌いが激しくなったりすることが考えられます。

また、子食は子ども中心の食事メニューとなっている状態を指す場合もあります。子どもが好きなメニューといえば、あまり嚙まなくても飲み込めるものや、高カロリー・高脂質のものばかり。習慣化すると、咀嚼力の低下や肥満につながる恐れがあります。

個食

個食は個人の個に由来しており、家族がそれぞれ別のものを食べている状態を指します。

誰かと食卓を囲めてはいるものの、肝心の味を共有することができないため、結果としてコミュニケーションが十分に図れなかったり、好き嫌いが増えたりする可能性があります。

粉食

粉食はパンや麺など、粉製品ばかりを好んで食べることです。米を主食にした場合と比べるとカロリーが高く、肥満の原因となることがあります。

また、食感がやわらかいため、咀嚼力が低下し、口周りの筋力が衰えたり、唾液の分泌量が減って歯周病のリスクが高くなったりします。

固食

固食は自分の好きなものに固執した食事をとる、固定化されたメニューばかりを食べる状態を指します。

同じものばかりを食べていると、栄養が偏るだけでなく、ワガママで怒りっぽくなったり、生活習慣病を引き起こしたりする可能性が高くなります。

濃食

濃食は加工食品や外食など、味の濃いものばかりを食べることです。子どもの場合、大人向けに味付けされた料理を日常的に食べることも濃食に該当します。

濃食は塩分・糖分の過剰摂取につながりやすく、生活習慣病のリスクを高めます。また、味の濃い食事に慣れてしまうことで、味覚そのものが鈍ってしまいます。

小食

小食は食事の量が少ない状態を指します。朝ごはんを抜いたり、ダイエット目的で食事量を減らしたりすると、成長期に必要な栄養が足りなくなり、体力・気力の低下につながってしまいます。

糊食

糊食はゼリー飲料を食事とすることです。栄養補給としてたまに摂取する程度なら問題ありませんが、習慣化すると噛む力が衰えたり、肥満のリスクが上がったりします。

呼食

呼食はデリバリーの料理ばかりを好んで食べることを指します。出前の料理は味付けが濃いものが多いため、濃食同様に塩分・糖分の過剰摂取や味覚の低下が懸念されます。また、栄養バランスが偏りやすいことも問題点として挙げられます。

枯食

枯食は水分が少ないスナック菓子やインスタント食品ばかりを食べる状態を指します。栄養バランスが偏ることも問題点として挙げられますが、子どもは水分が不足すると、脱水症状や肌の乾燥、便秘などが起こりやすくなります。

五食

五食は朝食・昼食・夕食のほかに、おやつや夜食などを習慣化している状態を指します。部活動や習い事で、摂取したカロリーを十分に消費しているのであれば問題ありませんが、そうでない場合は肥満や糖尿病を引き起こす可能性があります。

戸食

戸食は戸外で買ってきたものを食べたり、戸外で食べたりすること、つまり外食・中食が多い状態を指します。戸食は個食・濃食・個食などにつながり、さまざまな健康被害を招く恐れがあります。

子どもの孤食を減らすためのアイデア

孤食とは反対に、誰かと一緒に食事をすることを『共食』といいます。

共食は体と心の健康を感じられたり、生活リズムが整ったり、いいことがたくさん!毎日共食するのは難しくても、せめて週の半分以上は誰かと食事をともにしたいものです。

ここでは子どもの孤食を減らすためのアイデアをいくつかご紹介します。

家族のスケジュールを調整する

家庭で共食の場を設けるには、兎にも角にも家族のスケジュールを調整することが大切。

朝食・夕食ともに家族で食卓を囲めるのが一番の理想ですが、仕事や用事で時間を合わせるのが難しいのであれば、せめてどちらかだけでも家族で一緒にご飯を食べられるようにしてみましょう。

比較的スケジュールを調整しやすいのは朝食のタイミングです。朝少し早めに起きたり、身支度の順番を変えたりすることで、朝食のタイミングが合わせやすくなります。

作り置きなどで調理時間を減らす

家事に時間をとられて子どもと一緒に食事をするのが難しい場合は、調理時間を減らす工夫を取り入れてみましょう。

おすすめは時間に余裕がある時に作り置きをしておくことですが、無理な場合はスーパーで買ってきた総菜を利用したり、冷凍食品を上手く活用したりしてみてください。

また、子どもにご飯の支度を手伝ってもらうのも一つの手。ご飯をよそってもらったり、作ったものを配膳してもらったりするだけでも時短に繋がります。

子ども食堂を利用する

子ども食堂とは、地域住民や自治体が主体となり、無料あるいは低額で子どもたちに食事を提供する食堂です。

子ども食堂は年々増加しており、認定NPO法人全国こども食堂支援センター・むすびえが発表した調査データによると、2023年2月の時点で全国に7,000ヵ所以上あることがわかっています。

どうしても家庭での共食が難しい場合は、ぜひお近くの子ども食堂を利用してみましょう。

まとめ

子どもの社会性や協調性を育んでいくためには、孤食をはじめ、問題視される『こ食』をなるべく減らした環境づくりが必要です。

親の仕事や子どもの塾、習い事など、事情があって毎日一緒にするのが難しいという方も、スケジュールを調整したり、調理時間を減らす工夫を取り入れたりして、なるべく家族で食卓を囲めるように努めてみましょう。

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