甘くて彩りのよいにんじんは、離乳食の定番食材。
当記事では離乳食初期(5~6ヵ月)から与えられるにんじんペーストの作り方と応用レシピをご紹介します。
にんじんペーストの作り方
にんじんペーストの調理方法は何通りかありますが、今回はお鍋と裏ごし器を使った調理方法をメインにご紹介します。
- にんじん…1本
- 水…適量
【作り方】
1.にんじんの皮をむいて、輪切りに切ります(薄めにすると火の通りが早くなります)。
2.鍋に切ったにんじん、にんじんが被るぐらいの水を入れて茹でます。
3.にんじんが柔らかくなったら鍋から取り出し、裏ごし器を使ってペースト状にします。
4.にんじんを始めて食べさせる場合はポタージュ状になるまで裏ごしするのがおすすめです。ゆるくしたい場合は少量の水またはだし汁を加えましょう。慣れてきたらジャムぐらいの固さに。
5.お皿に盛り付けたら完成!熱いうちはやけどの恐れがあるので、人肌程度に冷ましてから食べさせましょう。
にんじんは細かく切るほど火の通りが早くなりますが、あまり細かくしてしまうと裏ごししにくくなってしまうので注意が必要です。初めて食べさせるときはにんじん単品で、スプーン1杯程度の量から与えましょう。
電子レンジを使って調理する場合
- にんじんの皮をむいて、輪切りに切る
- 耐熱容器に切ったにんじんを入れて、ラップをふんわりかける
- 500wで3~5分ほど加熱する
- にんじんが柔らかくなったら、裏ごし器を使ってペースト状にする
炊飯器を使って調理する場合
- にんじんの皮をむいて、輪切りに切る
- 切ったにんじんをアルミホイルに包み、お米と一緒に炊飯器で炊く
- 炊き上がったらアルミホイルからにんじんを取り出し、裏ごし器を使ってペースト状にする
ブレンダーを使って調理する場合
- にんじんの皮をむいて、輪切りに切る
- 鍋や電子レンジなどを使ってにんじんを加熱する
- にんじんが柔らかくなったら、ハンドブレンダーを使ってペースト状にする
にんじんペーストの保存方法
余ったにんじんペーストは、冷蔵庫または冷凍庫で保存することが可能です。常温で長時間保存すると菌が繁殖しやすくなるため、作り終えたらすぐに食べきる、あるいは小分けして冷蔵保存・冷凍保存しましょう。
冷蔵保存する場合
冷蔵保存する場合は小皿や小分けパックに入れ、食べるときに鍋や電子レンジで再加熱します。手作りの離乳食は菌が繁殖しやすいので、冷蔵保存する場合は当日中に食べきるようにしましょう。
冷凍保存する場合
冷凍保存する場合は製氷皿や小分けパックに入れ、食べるときに鍋や電子レンジで再加熱します。再加熱したものは再び冷凍できませんので、すぐに食べきるようにしましょう。なお、冷凍保存の場合は1週間(※)を目安に使い切ります。
(参考資料)
※新星出版社 2019年7月15日発行「あんしん、やさしい 最新 離乳食オールガイド(厚生労働省 研究委員会 堤ちはる教授監修)」
【離乳食初期向け】にんじんレシピ
食べ慣れてきたらにんじん単品だけでなく、アレンジメニューも与えてみましょう。ここではにんじんペーストを使った離乳食初期向けのレシピをご紹介します。
にんじんがゆ
- にんじん…15g
- 10倍粥…30g
【作り方】
- にんじんを加熱してペースト状にする
- 10倍粥と混ぜ合わせる
にんじんポタージュ
- にんじん…7g
- じゃがいも…10g
- 玉ねぎ…3g
- 粉ミルク…少々
- お湯…少々
【作り方】
- じゃがいもを10分ほど水にさらす
- にんじん・じゃがいも・玉ねぎを加熱し、ペースト状にする
- ペースト状にした野菜を全て混ぜ合わせる
- 粉ミルクを溶かしたお湯を加えてなめらかになるまで混ぜる
にんじんとりんごのきな粉和え
- にんじん…5g
- りんご…10g
- きな粉…少々
【作り方】
- にんじんを加熱し、ペースト状にする
- りんごを擦りおろし、加熱する
- ペースト状にしたにんじんとりんごを混ぜ合わせ、きな粉をかけて和える
まとめ
β-カロテンが豊富に含まれるにんじんは、離乳食が始まったらぜひ食べさせたい食材の1つ。
10倍粥やほかの野菜との相性も良いので、慣れてきたらぜひさまざまなアレンジメニューを作ってみてくださいね。
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離乳食中期・後期にぴったりのメニューも豊富に揃っているので、こちらもぜひ活用してみてくださいね。